「カベルゴリン」を早漏治療に使うべきではない恐ろしい理由とは?

今回は、カベルゴリンという早漏にも効くと言われているお薬についてご紹介します。
本来早漏用に作られた薬ではないのですが、ネットには早漏にも効果があるといった情報が流れています。
実際その効果はどうなのでしょうか?
気になったので調査してみました。
Contents
早漏治療に効果がある?「カベルゴリン」とは?
カベルゴリンとは、パーキンソン病の治療のための薬成分です。
パーキンソン病は、脳の異常により、手足が震えるといった症状の出る病気です。
カベルゴリンを含む医薬品には、「カバサール」とジェネリック医薬品の「カブゴリン」があります。
これらの薬は、本来パーキンソン病の治療に使用するのですが、どういう訳か「精力増強・ED・早漏」に効果があったという報告がされています。
性欲を増強し、早漏すらも改善できるということで、本来の使用目的を無視した使用をする人がいるようです。
「カベルゴリン」は本当に早漏に効果があるのか?
早漏改善目的にカベルゴリンを服用する人がいるようですが、実際、本当に効果は有るのでしょうか?
カベルゴリンの口コミに「早漏目的で使用した」というレビューがいくつかあったので紹介していきます。
名無しさん
★★☆☆☆
早漏対策で服用。
4分の1ずつ毎日飲み、1週間後の本番ではまずまずの効果。
ただし、2回戦のインターバルは変化なし。
しかも立ちくらみの副作用。
費用対効果や手間を考えるとポゼットやスーパーカマグラがよいかも。
名無しさん
★☆☆☆☆
早漏に効果があるのか全く分かりませんでした。
ダポキセチンのほうが効いてる感じがはっきりわかります。
このように、「早漏に効果があるのか正直よくわからない」といったレビューが目立ちました。
さらに、効果は弱いのに副作用は強いという最悪のパターンが多いようです。
「カベルゴリン」を早漏治療に使用するべきではないその恐るべき副作用とは?
カベルゴリンの副作用には、「吐き気・めまい・立ちくらみ・食欲不振・便秘・下痢・倦怠感・血圧低下・火照り」といったものがあります。
さらには、「幻覚症状・妄想・錯乱・衝動制御障害」といった精神に異常をきたす場合があるようです。
厚生労働省にも早漏改善薬としては認められておらず用途外の目的でカベルゴリンを使用するのは危険なのでやめましょう。
【Q&A】「カベルゴリン」に関する質問
Q. カベルゴリンとカバサールの違いを教えてください。
A. 有効成分は同じです。
よって同じ効き方をします。
カバサールは商品名でカベルゴリンが一般名です。
Q. カベルゴリンはどんなことに効果が有りますか?
A. 主にパーキンソン病の薬として使われます。
その他、産褥性乳汁分泌抑制、乳汁漏出症、高プロラクチン血性排卵障害、外科的処置の不必要な高プロラクチン血性下垂体腺腫などにも効果があります。
ネットでは早漏にも効くと言われていますが、その効能は弱く、逆に強い副作用がでるようなので用途外の使用はしないようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
副作用の強い恐ろしい薬だということが分かったと思います。
くれぐれも用途外に使わないようにしましょう。
用法用量は守り、正しく使用しましょう。