とにかくマメ!努力をおこたらなかったB型の男の話!

初対面
私が20代前半だったころであった男性の話です。私は入社してまだ1年少しで本社の総務事務の仕事を、彼は支店で営業事務をしておりました。電話で仕事のやり取りはしょっちゅうありましたが、会ったことはありませんでした。始めて会ったのは本社での会議があった時に、私の部署に彼が届け物をしに来た時でした。電話で話をしていた通り、感じのいい人だなぁというのが第一印象でした。
プライベートで飲みに
彼も私のことを気にしていたらしく、後日共通の先輩を通じて一緒に飲みに行くことになりました。
そこで初めてプライベートの話をしましたが、彼は5才年上でもうすぐ結婚する彼女がいるということで私の中ではその時点で恋愛対象から外れました。私にも当時彼氏がいたのですが、うまくいっておらず遠距離だったため彼氏にもバレないだろうと、連絡先の交換をしてメールのやり取りをしていました。その後、共通の先輩からその方がまた私と飲みに行きたいということを言っていたことを知り、軽い気持ちでOKをしました。
その飲み会当日、先輩が仕事の都合で遅れてくるということで先に二人で飲み始めました。仕事の話をしたり、お互いの恋人の話をしたり、楽しくお酒も進んでいたのですが、一向に先輩が来ないということで店を変えることにしました。その方の行きつけのショットバーで二人でお酒を飲んでいいると、彼が急に口説きモードに入りました。一目ぼれなんだ、彼女とはうまくいってなくて結婚も悩んでいる、君といると彼女に出会ったころのようなときめきを思い出す、と次から次に褒めまくられました。私の気持ちもグラグラと揺れましたが、遠距離とはいえ彼氏もいるし気持ちだけ受け取っておくとその日はお別れしました。
誕生日に
後日、私の誕生日のことです。どうしても会いたいということでメールが来ました。さすがに誕生日に食事までは無理だということを伝えると、顔を見るだけでいいんだと言われ待ち合わせの場所に向かいました。そこで私は何と誕生日の数だけのバラの花束を受け取りました。正直、この人これまでにも何回もこういうことしてるんだろうなぁと思いつつも、、うれしかったです。男性から花束をもらったのは初めてだったので驚きましたが、その顔を見て彼も満足そうでした。その後も気持ちはグラグラしつつ、毎日のようにメールで好きだ、かわいいと褒められると気分はよかったので何度か食事をしました。
ですがある日、彼の口から初めて二人で食事してバーに行った日、実は最初から先輩には来ないように頼んでいたんだということを聞かされ、こそこそ陰で口裏合わせて何をしてるんだこの人、と私は完全に気持ちが冷めてしまったのです。その後は二人では会わないようになりました。彼女とは結婚したらしいですが、あのマメさが今も奥さんだけに注がれていればいいですけどね。。