火野正平似のイイ声を持つ男に呼ばれると声フェチ女性は悶絶!

「彼のお願いは断れない。」と、どの女性社員も納得するエンジニアの男性がいました。
清潔なこざっぱりとした身なりで取り立ててハンサムというわけでもなく、見た目も普通、性格も普通。
デスクには小さな娘さんと奥さんの写真を飾る、ごく普通のおとうさんなのですが、じつは声が大変ステキなのです。
低くてすこし湿った濁りのある魅力的な声。火野正平の声を思い浮かべてもらうと、わかりやすいかもしれません。
声がイイ男を嫌う女性はいない?
彼が廊下で誰かを呼び止めると、その場にいる皆が一斉に振り向きますし、ふいに名前を呼ばれると腰が抜けそうになる、という声フェチな女性社員のファンクラブがあるくらい。
見た目通りの真面目な人柄もあって、彼を嫌う女性社員はいなかったようにおもいます。
いい声だとほめられるものの、みなと同じように話しかけているのに自分が呼ぶと男女問わずびっくりされてしまったり、逆にからかわれたりといった経験のせいか、彼は話しかける前に、今から話始めますけどいいですか?というかすかな「間」をとります。
たしかにびっくりすることはないのですが、視線があうかあわないかのタイミングですっと静かに名前を呼ばれてしまうと、もう女性社員には別の意味で威力絶大。
すまなそうな顔つきで、彼が手に持ってるのが、たとえ経費で処理するには遅い領収書でも、定時ぎりぎりに来社することになったお客さんの名刺であっても、私にまかせて、お願いきいてあげましょう!ということになります。
ああ、助かります、ありがとう、と、その声でもう一度名前を呼んで、称賛までしてもらえるんですから。
声だけでなく話しかける間も絶妙
声の良しあしは、顔だちと同様にうまれもったものなので、どうしようもないところはありますが、彼のお願いじゃあしょうがない!という女性社員のファンが増えた大きな理由のひとつは、彼のもつ話しかける「間」のうまさです。
仕事をしているデスクの横にたって、いきなりわいわいと話しはじめるのでもなく、なんでしょう?と訊かれるまでじっと待っているのでもなく、絶妙のタイミングですっと話しかけるには、自分のペースで会話をすすめるのではなく、さりげない観察と自然な誘導が鍵になってくるのです。
これって、けっこうセクシーなテクニックですよね。
ところで、自分の話声を聞く恥ずかしさからか、よい声なのにその自覚がない男性も多いように思います。
機会があれば、ぜひ一度、自分の会話を録音して聞いてみてくださいね。